岩城神社(いわしろじんじゃ)は平安時代後期、1183年に創建されました。
市杵島比売命(いちきしまひめのみこと)と大山咋命(おおやまくいのみこと)の二社を祭神としてお祀りされています。
1450年には丹波守護・細川勝元が、社頭を拡張し土地を寄進しています。
その後、1560年には亀山城主・明智光秀が内藤氏の居城である八木城を攻める際、ここで戦勝祈願をしたと言われています。
現在の社殿は一間社流造り檜皮葺きの建物です。
岩城神社では、毎年9月6日に「湯立神事」が行なわれます。
神前で大きな釜に湯を沸かし、この中に塩や酒を入れた後、笹を湯に浸し、周囲に振り撒く神事は、一切の罪、穢を祓い清めるとともに特に悪疫の流行を防ぐといわれています。
また、十月二十一日の秋祭では、神輿は舞殿に御遷座されたまま行なわれます。